天文学でよく利用される長さの単位である.1パーセク(pc)は約 m,約 3.262 光年である.
地球の公転周期に合わせて,視差から遠方の星の位置が変化して見えることを「年周視差」という.三角測量で手の届かない遠くまでの距離を計測するのと同じように,この年周視差を使うことで,遠くの星々までの距離を計測できる.この年周視差において,地球-対象-太陽を結ぶ角度が1秒角(3600分の1度)となるときの太陽から対象までの距離が1パーセクとして定義されている1.
Footnotes
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郷田直輝(2014),宇宙のことがだいたいわかる通読できる宇宙用語集 ↩