Zettelkasten

Zettelkasten（ツェッテルカステン）は社会学者のニクラス・ルーマンが開発した情報管理システムである．ニクラスはZettelkastenを物理的な紙のメモにおいておこなっていた．近年では，Zettelkastenを導入した電子的なノートツールが増えてきている．CosenseやObsidianもこれに属する¹．

Zettelkastenの運用方法については，ニクラスからは提案されていない．以下のルールおよびノートの種類は，Zettelkastenの利用者がまとめたものの一つである．

ルール:

1. ノート1枚につき1アイデアのみ
2. ノート1枚で内容を簡潔
3. すべてのノートは必ずほかのノートとリンクさせる
4. ノートのつながりが何を意味するのかを説明する
5. 自分の言葉でノートを書く
6. 参考文献を残しておく
7. 自分の考えを加える
8. 構造を気にしない
9. 接続ノートを追加する
10. アウトラインノートを追加する
11. ノートを削除しない
12. 恐れずにノートを追加する

使用するノートの種類:

• Fleeting Note:

  • 思いついたことを保存しておくためのノート
  • 専用フォルダがあるとよい

• Literature Note:

  • 読んだ記事，書籍，作品などについて記録しておくためのノート
  • 自分の言葉でまとめ，自分の意見を書いておくようにする

• Permanent Note:

  • 内容が整理された状態のノート
  • Literature Noteをもとにまとめる

• Structure Note:

  • 概念を説明するなど，複数のParmanent Noteを関連づけるノート

Footnotes

1. Life Optimizer，“最強のノート術Zettelkastenとは？【第二の脳を構築しよう】，” URL: https://iketerumens.com/what_is_zettelkasten/ ↩